【間取り動線①】楽な脱衣、入浴、洗濯、収納動線

楽な脱衣、入浴、洗濯、収納動線のアイキャッチ 動線

半平屋の脱衣、入浴、洗濯、収納動線

半平屋は生活が1階で完結する平屋と部屋数を増やせる2階建ての良いとこ取りをした家で、当ブログのタイトルにもなっている私の注文住宅を建てる際のメインコンセプトとなっています。階段を使わずに日々の生活ができることがメリットであり、間取りによっては家事の負担やストレスを大幅に減らすことができます。

脱衣、入浴、洗濯、収納といった一連の流れは毎日のように実施しなければならないので、これらの作業の無駄を減らし、余った時間を他のことに有効活用できるようになるのは大きいと思います。特に、洗濯はトップを争う程面倒な家事の1つになりますし、洗濯の動線は後悔ポイントに挙がり易い項目なので、ここの無駄を減らすことは重要となってきます。

本記事では、下記前回の記事で作成した間取り図を使用し、半平屋での日々の生活の行動を想定した脱衣、入浴、洗濯、収納の動線について検討した内容を紹介します。半平屋のメリットを知ることで、コストを下げることより時間が増えることの方が、この先何十年も住むことを考えると魅力に感じるのではと思います。

楽な脱衣の動線

脱衣の動線としては、一般的に下記のような流れになると思います。

【脱衣の動線】

  1. 部屋着や下着等の着替えを用意する
  2. 脱衣所に入る
  3. 服を脱いで洗濯かごや棚の上に置く

まずは着替えの用意について、部屋着と下着それぞれをどうするか検討しました。

部屋着は外着に着替える場所が寝室になるので、普段はベッドの上に置いてあることになります。なので、部屋着は脱衣所に行く前に寝室に取りに行くことになります。スペースや湿気の関係から脱衣所に外着の収納がある家は少ないと思いますし、せいぜいファミリークローゼットが隣接されているぐらいかと思いますので、寝室を脱衣所の近くに配置すれば取りに行くのはそこまで手間は掛からないです。また、脱衣所と部屋着が置いてある場所の階が異なる場合は、部屋着を持って階段を行き来する必要があり、とても面倒だと思います。

下着は脱衣所に収納棚を置くことで、持ち込む必要がありません。湿気が気になりますので、通気性の良い収納棚にしています。また、収納棚の最上部はかごになっており、着替えを置く場所として利用しています。

次に脱いだ服をどこに置くかですが、上記収納棚を2個購入しており、その最上部のかごに置いてます。2個あれば着替えと脱いだ服を置くには十分なスペースがあります。

以上から、楽な脱衣の動線は下記になります。

楽な入浴の動線

入浴の動線としては、一般的に下記のような流れになると思います。

【入浴の動線】

  1. タオルを用意する
  2. 浴室に入る
  3. 入浴後タオルで体を拭く
  4. 浴室の排水溝の掃除をする
  5. 濡れたタオルを干す

まずはタオルの用意についてどこに保管しておくかですが、洗面台下側の引き出しの中に入れることにしています。浴室ドアの横側に洗面台はあるので、すぐに取り出すことができます。また、タオルのサイズも重要になってきまして、バスタオルだと大きくて保管するにも洗濯するにも大変ですので、より小さいフェイスタオルを使用しています。折り畳むとコンパクトに収まるので、洗面台下側の引き出しにもたくさん収納できます。小さいのが気になる場合は2枚使用することで解決できると思います。

次に入浴中にタオルをどこに置くかですが、各自タオルを浴室に持ち込み、浴室内のタオル掛けに掛けておくことにしています。他の案としては浴室ドアの外側にタオル掛けを設置し、体を拭く際に浴室ドアを開けてタオルを取るのも考えましたが、開ける手間が増えるのとそのタオル掛け分掃除個所やコストが増えることから、不採用となりました。

最後に濡れたタオルをどうするかですが、浴室から出たらすぐにランドリーとなりますので、小型のピンチハンガーに干すことにしてます。夜に洗濯をするのであれば、直接洗濯機に入れるのでも良いかもしれません。

以上から、楽な入浴の動線は下記になります。

楽な洗濯の動線

洗濯の動線としては、一般的に下記のような流れになると思います。

【洗濯の動線】

  1. 洗濯物を洗濯機に入れる
  2. 洗濯機を回す
  3. 洗濯が終了したら取り出す
  4. 干す場所に移動する
  5. 洗濯物を干す

まずは洗濯物がどこにあるかですが、洗濯対象は大きく衣類とタオル類に分かれます。私の場合は脱衣所とランドリーを併用してますので、洗濯機のすぐ側に衣類と入浴で使用したタオル、洗面台用の手洗いタオルがあることになります。それ以外にはシンクの手洗いタオルとトイレの手洗いタオルがあり、これらは取りに行くしかありませんが、半平屋では全て1階にあるのでそこまで苦労はしないと思います。

次に洗濯物を干す場所をどうするかですが、洗濯機から遠いとそこまで洗濯物を持っていかなければならないため、なるべく近い所に配置したいです。最短距離は洗濯機と同じ場所に干すようにする場合なので、脱衣所とランドリーを併用することになります。そうすることで、洗濯物を運ぶ必要がなくなり、洗濯機から取り出したらそのまま干すことができてかなり時短となります。

ただし、併用するには基本室内干しになると思いますが、外干しにはないメリットがたくさんあります。アウトドア派ならまだしも私のようなインドア派の人はそもそも外に出るのに抵抗があるので、外に出なくて済みます。また、休みの日に人目を気にする人は外着を着なければいけませんが、室内干しであれば部屋着のままいつでも干すことができます。洗濯物を見られる心配もないし、虫や花粉が付着することもありません。

早く乾かしたい時や、洗濯物が沢山ある時は浴室乾燥機を使用しています。物干し竿を2本設定しておくことで干す場所が足りないことはほとんどありません。水洗いできる毛布や布団等も開いて干すことができます。

以上から、楽な洗濯の動線は下記になります。

楽な収納の動線

収納の動線としては、下記のような流れになると思います。

【収納の動線】

  1. 洗濯物を取り込む
  2. 洗濯物をアイロン掛けしたり畳んだりする
  3. 収納する場所に移動する
  4. 収納する

まずは洗濯物の取り込みをどうするかですが、すぐ側に収納棚があるので、下着やタオル類はハンガーから取り外したらそのまま収納しています。取り込むのを忘れた場合や面倒な場合は、干しておいて乾いた洗濯物をそのまま着たり使用したりすることで、収納する労力を減らしたりもできます。なので、特にズボラな人には脱衣所とランドリー併用はおすすめです。

衣類はクローゼットと洗濯用のハンガーを同じにすることで、乾いたらハンガーごとクローゼットに収納しています。シャツ等も案外ハンガーに掛けて乾かせばシワになり難いため、アイロン掛けはしなくても問題ありません。移動もすぐ側の寝室のクローゼットに運ぶだけなので、そこまで手間は掛からないと思います。

次に畳む場所をどうするかですが、上記タオル類は取り外したらそのまま畳んで収納、衣類はハンガーごと収納なため、畳む物と言えば引き出しにしまう普段あまり着ない服ぐらいです。寝室にクローゼットがあるため、それらはベッドに広げて畳んでいます。

以上から、楽な収納の動線は下記になります。

まとめ

楽な脱衣、入浴、洗濯、収納動線についてまとめると、下記になります。

【楽な脱衣、入浴、洗濯、収納動線】

  • 半平屋にすることで1階で生活が完結するため、階段を使用しなくて良い
  • 洗面・脱衣所とランドリーを併用することで、動線を短くできる
  • 脱衣所に収納棚、ランドリーの側にクローゼットを配置することで、収納の時短ができる

本記事の内容のほとんどは間取り検討の際には想定していたもので、実際に住み始めて非常に快適なため紹介させていただきました。

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